BEGIN:VCALENDAR PRODID:-//cotosaga.com//cotosaga//EN VERSION:2.0 CALSCALE:GREGORIAN METHOD:PUBLISH X-WR-CALNAME: X-WR-TIMEZONE:Asia/Tokyo X-WR-RELCALID:"" BEGIN:VTIMEZONE TZID:Japan BEGIN:STANDARD DTSTART:19390101T000000 TZOFFSETFROM:+0900 TZOFFSETTO:+0900 TZNAME:JST END:STANDARD END:VTIMEZONE BEGIN:VEVENT DTSTART;VALUE=DATE:20141122T100000DTEND;VALUE=DATE:20141207T190000DTSTAMP:20141117T045847ZUID:cotosaga.com/event/1506769CLASS:PUBLIC CREATED:20141117T045847ZDESCRIPTION:南聡展LAST-MODIFIED:20141117T045916ZLOCATION:福岡県福岡市中央区地行浜一丁目2 みぞえアートギャラリーSEQUENCE:0 SUMMARY:南聡展TRANSP:OPAQUE URL:http://18.179.212.46/event/1506769DESCRIPTION:2001年、大分市のアートプラザでの大作を中心とした個展では、自然と対峙し格闘する迫力のある作品を発表し、注目された。市販の絵具や素材には満足できず、独自の色調や技法を考案し、マチエールにも拘った。荒削りであり稚拙な面も見せているが、ギラつく粘着質の世界であった。
そうした画風が大きく変化したのは髙山辰雄先生のアトリエに出入りを許され、直接指導を受けるようになってからだ。先生が亡くなるまで交流は続き絵画だけではなく、人間として大きな影響を受けた。「人は生かされている」と語る先生の後ろ姿を見て、自然に向き合う姿勢や絵を描く態度などが変化していった。自然界の現象を謙虚な眼差しで客観的に眺め、動ではなく静として、強さでなく穏やかさで捕らえるようになった。作品の中では風景を中心とした自然は背景へ退き、前面に描かれるようになったのは草や花であった。正確なデッサンに基いて描かれているが殆ど色彩のないモノクロームの姿である。一見枯れた草花のようであるが、逆手に取って「命」や「生きる」ことの意味を問い正しているのだ。静寂な画面であっても自然の壮大さや奥深さを追求しているのである。
日展を中心に発表してきたが、個展は久しぶりのことである。対象の表面だけでなく内面にまで迫る鋭い眼と訓練を重ねた確かな手が紡ぎだす作品は小品であっても魅力に満ちている。外から内へと向かう南聡の世界が今後どのように変遷するか楽しみである。
今回のみぞえ画廊の個展を機に一層飛躍する事を期待したい。
             満生和昭 元大分市美術館館長
南聡略歴
1965 大分市に生まれる。福岡市在住
1990 瀧冨士美術賞受賞(日本交通文化協会)
1991 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
1996 個展 (資生堂ギャラリー) 美の予感展(高島屋美術画廊)
1997 ポーラ美術振興財団助成により一年間在外研修(LA)
1998 東京日本画新鋭選抜展奨励賞受賞(大三島美術館)
1999 個展 (大分県立芸術会館)
2000 新世紀をひらく美-現代日本画 洋画新鋭作家展(高島屋)
2001 個展(アートプラザ)大分市美術館主催
2002 田川市美術館大賞選定「第11回英展」佳作賞受賞
2003 文化庁新進芸術家国内研修員
2006 第38回日展特選 2010第42回日展特選
2012 第5回東山魁夷記念日経日本画大賞展(上野の森美術館)
ホルトホール大分緞帳原画制作
2014 大分・武漢合同美術展(大分市美術館)
現在 九州産業大学芸術学部准教授[日本画コース]
日展会員 日春展会員 アジア美術家連盟日本委員会運営委員
パブリックコレクション:大分市美術館 大分県立芸術会館
東京都 今治市大三島美術館 竹田市END:VEVENT END:VCALENDAR