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SUMMARY:高橋敬子展TRANSP:OPAQUE
URL:http://18.179.212.46/event/267636DESCRIPTION:『窓外・むらさき・時間』
アトリエの窓の外に、一本のヤマボウシの木がある。
やわらかな新緑に目覚めて、初夏、白い花弁のような苞を幽玄に開かせる。
夏、鮮やかな緑の葉蔭に色づき始めた実を、鳥はたった一日のうちに啄んで食べていってしまう。やがて、赤いポップキャンディーのような実を地面にばらまき、夏は終わる。
義母は白い顔をして、ベッドに横たわっている。私は窓の外を見ている。
返し、うつすことをくり返す。そうすることによって薄れていくもののかたちや影。
そうして、私たちも薄れてゆく。
窓のこちら側と向こう側にはいつも、別々の時間が流れている。
窓外の時間。END:VEVENT
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