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【公演日程】
2012/2/17 20:00-★ 2012/2/18 13:00- ★17日(金)上演後に演出家・長谷川寧と翻訳家・高橋文子によるアフタートークがあります。 演出 長谷川寧(冨士山アネット) 脚本 ホルガー・ショーバー 翻訳/高橋 文子 出演 板倉チヒロ(クロムモリブデン) 映像/浦島 啓(PUREDUST) 制作/冨士山家 東京ドイツ文化センターでは、2010年から「VISIONEN ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ」を行っています。 日本の若手演出家や劇団の参加を得て、同時代を生きるドイツ語圏の劇作家たちの戯曲をリアルタイムで発信することを目的に、 当センターのホールを会場に、定期的なリーディング公演を行っています。 この企画は、今迄に遊園地再生事業団やサンプル等、様々な団体・演出家が行って来ました。 そして今回、リーディング公演とはいえ、相変わらずリーディングと言えるか怪しい冨士山アネット独自のパフォーマンスを行います。 ご予約はコチラより! http://ticket.corich.jp/stage/ticket_apply.php?stage_main_id=25911 [解説] 2009年 唐十郎[ふたりの女](日本語を読む その2) 2011年 E・イェリネク[光のない。](ITI世界の秀作短編研究シリーズ ドイツ編) 長谷川寧が演出した2作のリーディングは、共に議論を呼んできました。 そして今回挑むのはイェリネクに引続きのドイツ戯曲。 出演にクロムモリブデンの板倉チヒロを迎え、冨士山アネット/Manos.(マノス)という新レーベルにて発表致します。 [Hikikomori] 2006年に発表された作品で、日本語の「ひきこもり」からとったタイトル自体がその内容を示唆している。 若者 H. は毎日部屋にひきこもって過ごしており、部屋を出るのは洗面所に行くときくらい。生活はすべてがヴァーチャルな世界から成り立っており、外の世界とはインターネットでつながっているだけ、チャットとコンピューターゲームで毎日時間をつぶしている。その孤独な日々、H. は哲学的なテーマについて考えたり、記憶、それもあまり好ましくない記憶にひたって過ごしている。とくに思い出すのは赤毛の女の子だ。毎日母親が部屋のドアをノックして、食事を運んでくる。母親も、また H. の妹も H. に近づくことはできない。しかし妹が「ローズバッド」の名前で H. に アプローチしてから、H. は徐々に心を開く。しかしその慎重な接近の試みは破滅へと続いていた・・・ [Hikikomori] は2006年のドイツ青少年演劇賞にノミネート。ハンブルクのタリア劇場のドミニク・ギュンターによる演出は「ファウスト演劇賞」の「特に優れた青少年向け演出部門」にもノミネートされ、2009年ベルリンの青少年演劇祭に招待された後、ドイツ語圏各地で引き続き上演されている。 [冨士山アネット/Manos.(マノス)] マノスは、スペイン語で両手を意味する。他人の戯曲もやれば、喋りもするとかく自由な形として手作りする、冨士山アネットの別レーベルです。 今回はその第一弾として、[HIKIKOMORI]を上演します。 リーディングって何だろう?正直、何回かリーディング公演を打つ度に、毎回リーディングと呼べるのか判然としないパフォーマンスになっているので、只のリーディングだと思ったらそれはもう間違いだ。 リーディング・パフォーマンス。息つく間もない程の。 長谷川寧
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