「アキ・カウリスマキ監督特集」

フィンランドを代表する映画作家、アキ・カウリスマキ。新作「ル・アーヴルの靴みがき」上映に併せ、旧作も上映します。庶民の日常の中におこる、不幸や小さな幸せがこんなにも心に響くのは何故でしょうか。この愛すべき人間ドラマの数々をぜひ劇場にてお確かめください！●上映スケジュール12月20日（木）13:30 ル・アーヴルの靴みがき15:30 罪と罰19:00 真夜中の虹12月22日（土）13:30 ラヴィ・ド・ポエーム16:00 ル・アーヴルの靴みがき18:00 白い花びら12月23日（日）13:30 罪と罰15:30 真夜中の虹18:00 ル・アーヴルの靴みがき12月24日（月／祝）13:30 ル・アーヴルの靴みがき16:00 白い花びら18:00 ラヴィ・ド・ポエーム●上映作品罪と罰Rikos ja Rangaistus1983年／フィンランド／93分原作：ドフトエフスキー 出演：マルック・トイッカ、アイノ・セッポ 「罪と罰」に挑んだカウリスマキの長篇デビュー作。青年ライヒカイネンは恋人をひき逃げした男を殺し、それを目撃したエヴァは嘘の証言をする。ライヒカイネンの心の葛藤を見事に演出した傑作。真夜中の虹Ariel1988年／フィンランド／73分 出演：トゥロ・パヤラ、マッティ・ペロンパー、スサンナ・ハーヴィスト炭坑夫カスリネンは、鉱山の閉鎖だけでなく父の自殺にも直面するという不幸に見まわれる。そして、彼は残されたオープンカーと有り金の全てを持って逃避行するのだが...。ラヴィ・ド・ポエームLa Vie de Bohéme1992年／フランス・イタリア・スウェーデン ・フィンランド／103分／モノクロ原作：アンリ・ミュルジェール「ボヘミアンの生活の情景」 出演：マッティ・ペロンパー、アンドレ・ウィルム、カリ・ヴァーナネン、イヴリーヌ・ディディ、ジャン＝ピエール・レオー、サミュエル・フラー 、ルイ・マル 売れない作家のマルセル、アルバニア人の画家ロドルフォ、音楽家のショナール。３人の貧しい芸術家たちの友情や仕事や恋を叙情たっぷりに描く。新作「ル・アヴールの靴みがき」は本作の後日談と言える。白い花びらJuha1999年／フィンランド／78分／モノクロ／音楽付きサイレント 原作：ユハニ・アホ 出演：サカリ・クオスマネン、カティ・オウティネンフィンランドの国民的作家ユハニ・アホの同名小説を音楽付きサイレントの形で描く。農村で仲良く暮らす夫婦に都会から来た男が目を付け、妻を誘惑する...。人の弱さと許しをテーマとした名作。 ル・アーヴルの靴みがきLe Havre 2011年／フィンランド・フランス・ドイツ／93分監督：アキ・カウリスマキ 出演：アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン＝ピエール・ダルッサン、ジャン＝ピエール・レオーアキ・カウリスマキ監督の最新作。パリで生活していたマルセルは、ル・アーヴルの駅前で靴磨きをして日々穏やかに暮らしている。そんなある日、アフリカからの不法移民の少年、イドリッサと出会った事から、彼の人生に何かが起きる...。©Sputnik Oy photographer: Marja-Leena 「ル・アヴールの靴磨き」公式web site