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明治時代の長崎を舞台とするプッチーニの『蝶々夫人』は、私たちに最も親しみやすいイタリアオペラです。ところで蝶々さんは、なぜ日本の家族や信仰を捨ててまで、異国人ピンカートンの妻になったのでしょうか。二度と戻らぬかもしれない彼を、どうして3年間も信じて待ち続けることができたのでしょうか。ピンカートン夫妻が蝶々さんの幼い息子を引き取った正当な理由とは何なのか。最後に彼女は、死を選ぶよりも他に方法がなかったのか。作者の真意は台本に記されています。原文を詳しく読み解けば、物語の意外な真実が見えてくることでしょう。イタリア語が初めての方にもお楽しみいただける内容です。
講師紹介 大前 努(おおまえ つとむ) イタリア政府給費留学生に選ばれ、声楽実技を学ぶためイタリアに渡る。ヨーロッパ各地で独唱歌手として活動しながら、音楽文献学を研究。2000年、ヴェルバニア国際音楽コンクール声楽部門第二位。同年、フランチェスコ・チレア声楽コンクール入賞。2002年、国立パヴィア大学音楽学専攻課程を修了し、日本人で初めてイタリア音楽学の学位(Laurea in musicologia)を授与される。イタリアの伝統音楽全般、とくに声楽実践教育史を専門領域とする。帰国後、京都市立芸術大学大学院で博士(音楽学)学位を取得。イタリア人声楽教師の実技講習会や、音楽学者の講演会を数多く企画し、日伊両国の音楽文化交流に取り組んでいる。日本イタリア声楽教育アカデミー代表。アンセルモ・コルツァーニ国際イタリア声楽コンコルソ日本会場審査員長。 受講料 (税込み)朝日カルチャーセンター会員 3,150円 一般 3,780円 お問い合わせ:朝日カルチャーセンター横浜教室(電話 045‐453‐1122)
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