スケッチ40％展

友達に一緒に絵を描こうと誘っても「かけない」と断られています。誰でも幼稚園や小学校で絵を描いたことがあるはずです。   私は幼稚園児が鉛筆で一筆書きしたようなパウル・クレーの「天使」の絵が好きです。以前、NHKのドイツ語のテキストに、クレーの言葉が出てきました。『芸術は目に見えるものを再現するのではない。そうではなくてそれは目に見えないものを見えるようにするのだ。』と。更に巨匠達の多くの名言があります。デッサンの下手な私の好きな言葉は、セザンヌの『色で描いていくにつれてデッサンが出来てくる。色彩が豊かになるとき形状が充実する。』です。皆さんも自分の好きなように絵を描いてみてはいかがでしょうか。

山口  淳三

【日時】2012年10月3日（水）～14日（日）　9:40～18:00（最終入館17:30）月曜休館
【入館料】一般300円／小・中学生100円
【会場】岩崎ミュージアム　〒2310862　横浜市中区山手町254
TEL：045-623-2111
http://www.iwasaki.ac.jp/museum/index.html

【プロフィール】
「スケッチ40％」展は、今年８回目を迎えます。降水確率が40パーセント未満なら皆で一緒に絵を描こうという集まりです。岩波文庫の梅原龍三郎の日記によく出てくる神田神保町の「文房堂」という美術教室で齋藤眞紀先生に習っている生徒達が先生にお願いして日曜日にスケッチ会を開催しています。