「小説(ものがたり)・戯曲(しばい)を描く　―中国木版年画(ねんが)展」

会　場：日中友好会館美術館　
休館日：水曜日
入場料：無料　

　「年画」は、中国でお正月（春節）前に売り出され庶民が部屋に貼って楽しんだ絵です。主に木版印刷で鮮やかに彩色されています。題材は新しい年を祝うものや、長寿・豊穣を表す吉祥の図、教育的要素を持ったものや風景や花鳥図など幅広くあります。
　本展では、その様々な題材の中でも『三国志演義(えんぎ)』や『水滸伝(すいこでん)』など庶民が好んだ小説(ものがたり)や戯曲(しばい)の主人公らが登場し、人気のあった題材の年画を中心に約50点を展示します。
　第一線の研究者による解説付ですので、「絵解き」を楽しみながら、華やかな年画の世界を味わっていただける構成となっています。作品は有名な年画制作地である天津市郊外の楊柳青(yang-liuqing)で約80年から100年前に制作されたものが中心です。所蔵元である早稲田大学図書館と早稲田大学演劇博物館にご協力を頂き、一般公開が初めてとなる貴重な年画を多数展示します。
　ぜひご来場いただき、お楽しみください。

【関連イベント】
　5月31日（金）の午後3時から、会場でギャラリートークが行われます。予約不要です。