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東北・日本復興のシンボルとして見直されつつある国民的作家・宮沢賢治。
しかし彼は近代文学の系譜の外に、ただひとりポツンと存在し、いわゆる文壇とも全く疎遠です。それは生前、賢治作品が、ごくわずかな人にしか評価されず無名であったことによります。あの有名な「雨ニモマケズ」の収録された黒皮の手帳が賢治が亡くなって五ヶ月後に発見されたのと同じように宮沢賢治という人間は没後に多くの人によって発見されたのです。没後発見された宮沢賢治という人間は、様々な人によって解釈されます。誰もが「自分のもモノにしておきたい」と思うほど発見された宮沢賢治は魅力的な人間でした。しかし賢治の思想の基礎には何があったのか。「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と述べた賢治にとって「ほんとうの幸福」とは、どのようなものだったのか。賢治の法華信仰という視点から、その思想、詩と文学を解き明かしていきます。 本イベント提供者
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