小山夏比古展〜グアッシュによる裸婦近作〜

小山夏比古展〜グアッシュによる裸婦近作〜

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スケジュール
2015413()25() 11:0019:00 終了しました
場所・住所
磯部ビル2F  東京都 中央区 銀座7−13−22
Webサイト
会期:2015年4月13日(月)〜4月25日(土)
11:00-19:00(土曜16:00まで/日曜休廊)
オープニングパーティー 4/13(月)17:00-19:00
会場:牧神画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-22磯部ビル2F
7-13-22-2F Ginza Chuo-ku Tokyo
Tel : 03-5148-5821/Fax : 03-5148-5822

<作家の言葉>
  私が初めて裸婦を描いたのは18歳の時、芸大の夏期講習でした。そのときは、モデルの迫力にただ圧倒されるのみで二週間という時間があっという間に過ぎ、 当時教授だった山口薫先生の講評は酷いものでした。私の美術の出発点は「裸婦」であり半世紀をへて、今またそこに戻ってきたのです。3年前、浮き世のしが らみから解き放たれたのを機に、原点に戻ってやり直すべく、40年前暮らしたパリで2ヶ月間、アカデミー・グランド・ショーミエールのアトリエに通い、初 心に戻って360枚の裸婦デッサンを描きました。アトリエでのデッサンの傍らルーヴルを丹念に見て歩き、宗教画とともに裸婦を描いた作品の多さに圧倒され ました。「裸婦」は古代ギリシャの時代から西洋美術の重要なモチーフの一つでした。

女性は生命を宿し育み、産み育てる一方、その美しさによって男を惑わし奈落の底へ突き落とす不思議な存在でもあります。

一昨年の2ヶ月間のパリでの生活に、私は何となく違和感を感じていました。それは40年前、ボザールの3年間には感じなかった感覚でした。私は自分が「日本人」であることを強く意識したのです。

私 はまた、近年になって« La chair et l’esprit » (肉と霊)という宗教的テーマに強い関心を抱くようになりました。ヨーロッパの伝統的なモチーフである「裸婦」、そして宗教的概念である「肉と霊」を現代 の日本人の感性、技法で描いてみようというのが今回のシリーズを描き始めた動機でした。「肉と霊」、この相反する二つの概念をより高い次元で統合させる、 いわば「エロスの弁証法」ともいうべきことが当面の私の制作のテーマなのです。

2015年2月 小山夏比古

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