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永正3年(1506)、朝倉氏が土佐光信に描かせた屏風は、「洛中洛外図」の初例とされ、作品は現存しないものの、新奇な都市図が誕生した契機として日本絵画史上注目されてきました。朝倉氏がこの絵を求めたのには、戦乱から復興した都の景観を一望に写し取った図を手本とし、自らが理想とする都市を、一乗の谷あいに新しく建設しようとする思いがあったからかもしれません。事実、長年の発掘調査によって、計画的に整然と区画された町並や、都市のにぎわいと繁栄を物語る様々な調度品・生活用具・職人の道具が出土しています。
本展では、一乗谷の壮麗な町並、華やかな儀式や饗応の様子、活気ある市場・職人たちの生活を膨大な出土品から展示紹介します。さらに、「洛中洛外図屏風」をモチーフに、一乗谷繁栄の様子を一隻の屏風に見立てて映像表現することで、 城下町の景観をよみがえらせ、その実像に迫ります。
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