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DV防止法の施行以後、精神科クリニックや相談室に来所するDV加害者が増えており、加害者の心理療法の方法論に関する研修の必要性が高まっています。しかし、加害者は言い訳や自分の考えの正当化などにより変化しにくく、臨床家にとって独特な困難を感じさせます。
この研修会では、DV克服を目指す男性の変化を、丁寧に、そして徹底して促進するための有効なアプローチを提供してきました。関心のある方のご参加をお待ちしております。 【今回の内容:加害者の「自分は悪くない」という他罰的傾向を克服する工夫】 DV加害者は、他罰的姿勢、すなわち「自分は悪くない」という信念が強いという特徴があります。これは、本人が自覚せずに機能しており、加害者が変化しないための努力であり、援助的関係を破壊する要素でもあり、なかなかに厄介なテーマです。 臨床家が加害者の更生支援を進めていく上で、他罰的傾向へのアプローチには、「加害者を最大限に尊重する」ことと、「巧妙に粘り強く働きかける」ことが必要です。今回、パートナーとのトラブルの典型例を紹介し、この問題を適切に扱うための方針と面接スキルを紹介する予定です。 ♪ ●このアプローチは被害者支援との整合性を大切にしており、被害者の面接にも大いに役立ちます. ●こだわりの強い加害者クライエントを揺さぶり、臨床家のペースに持っていく面接スキルがあります. ●加害者クライエントの面接に関して、戸惑いなく確信をもった方針で運営できるようになります. ●本研究会で学ぶスキルの多くはbrief therapyの応用で、他の困難ケースの面接に広く活用できます. ♪ 〔日 時〕2019年11月3日(日・祝)14:00~17:00 (終了後,懇親会)〈次回:2020年2/23(日)〉 〔講 師〕草柳和之(大東文化大学非常勤講師) ✿平成27年度・社会貢献者表彰を受賞✿ 〔参加費〕予約3,000円(当日=3,500円)、初回参加の方・予約2,000円(当日=2,500円) 【予約申込::東京加害者臨床研究会事務局】 メンタルサービスセンター内 〒176-8799 練馬郵便局留 Tel.03-3993-6147/070・5016・1871 http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/ ※電話連絡の後に、参加費の振込みをお願いします。 ※主催者都合の不催行を除き、納入額の払い戻しは致しません. ■振込先 [みずほ銀行 桜台支店 (普)1438903 名義:メンタルサービスセンター 草柳和之] 【講師・草柳和之:紹介】 メンタルサービスセンター代表・カウンセラー. 大東文化大学非常勤講師.長年,DV被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの体系的実践に着手, その方法論の整備,専門家研修の提供等により,この分野をリードしてきた.日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員.著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店) ,『DV加害男性への心理臨臨床の試み-脱暴力プログラムの新展開』(新水社)他,多数. 家庭裁判所・国の研究機関・自治体・弁護士会・大学・学会等から,幅広く講演や研修会の依頼を受けており, その優れた研修指導は多くの人々から支持されている.社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰受賞を受賞する.日本カウンセリング学会認定カウンセラー.
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