SpringX 超学校 脳の免疫細胞を視る！

生体の免疫機能は細菌やウィルスなど、外界の異物から生体を防御するために働きます。
脳は他の臓器と隔絶された独自の免疫システムを持っており、脳内にも免疫担当細胞が存在し、病気の際に活性化し病気の進行に関与することが知られています。近年、このような脳の免疫細胞は病気の時のみならず、脳の発達など生理的な役割も持っていて、神経細胞やシナプスの数を制御し、脳の形成・維持を司ることがわかってきました。
今回の講義では２光子顕微鏡を用いた生体イメージングによって“見えてきた“脳の免疫細胞の機能に迫ります。

講師：和氣 弘明 氏（名古屋大学 大学院医学系研究科 分子細胞学 教授/自然科学研究機構 生理学研究所 多細胞回路動態研究部門 教授(兼任)
　　　石井 優 氏（大阪大学医学系研究科 教授）