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6/24(土)
第14回日本映像グランプリ2022 幸福な結末 (113分01秒) 【優秀脚本賞】 監督:岩松あきら 【作品紹介】 絵本作家の桐原は、デビュー作がベストセラーになるという華々しい過去をもっていた。 「誰?!」と思った瞬間、桐原はその少女になっていた!少女になった桐原は、落ちていく自分の姿を目撃する。その直後、さらに不思議なことが起こる。時間が5日前に戻っていたのだ。こうして少女と絵本作家の"2人の桐原″による不思議な5日間が始まる・・・。 ■スタッフ感想 デビュー作がベストセラーになった主人公桐原は2作目が書けずに苦しんでいた。自暴自棄になった桐原に家族も愛想をつかし、離婚。絵を描くことが大好きだった息子とも離れ離れになってしまう。 そんな桐原が10年前に出版し、ベストセラーとなった作品が盗作だという新聞記事が出回り、世間からバッシングを受ける。同じ頃、死んだと思っていた母親が病院に運ばれ、手術をしなければ助からないという連絡が来る。 病院に向かう途中、自分の身に起こる困難の連続に、幼い頃から不幸だった人生を終わらせようと病院の屋上から飛び降り自殺をする。 その時、白いワンピースを着た少女に腕をつかまれ気が付くと、その少女と中身が入れ替わっていた。彼女と出会い、思い出される過去や真実は彼がもう一度最高の結末を書くための原動力となる。 時より登場する会話ができる動物たちは、緊張感のある物語の中でも癒しの瞬間であり、また主人公の背中を押す大事な役割を持っているように思う。 道端にいた猫が桐原(少女と入れ替わった後)に向かって「お前は記憶に蓋をしている。それを思い出せ。」と問いかけるシーン。これは物語終盤で大回収される伏線であるため、覚えておいて欲しい。 結末が書けなくなってしまった桐原は過去の記憶をたどり、謎の少女の存在を思い出すことで最高の結末を書き上げることはできたのか。一瞬一瞬、映像の細部にまでこだわりが見える113分間。物語の”最高の結末”をご期待ください! 日本芸術会館HP http://www.art-center.jp/kobe/geikan/index.html イベント http://www.art-center.jp/kobe/geikan/%E6%98%A0%E5%83%8F%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E4%B8%8A%E6%98%A0%E4%BC%9A.html 日本芸術会館 078-599-6392 japanartforum@gmail.com 入場料500円/1日 本イベント提供者
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