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石を彫る。削る。磨く。この塊を消失させていく行為の中から、いつも作品は表出してくる。最初のノミを入れる時、塊は何かとらえどころが無い。液体のように、すり抜けていく。もちろん塊としての抵抗感はあるのだが、そんな感じがいつもしている。もしかしたらこの塊は表皮だけが固まった液体かもしれない。そして少しずつ消失していく塊から、私は何かを確信し作品は表出する。だが、この内部にはまだ液化する何かが蠢いているような気がしてならない。
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