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珠玉のように美しい女乗物の世界
江戸時代の大名行列など貴人が乗った乗物の通行は、その所有者の権威を示すパレードの意味があり、身分によって使うことのできる乗物の種類や仕様にも厳密な制限がありました。庶民は駕籠(かご)に乗り、身分の高い女性は蒔絵や金工など、時代の粋を集めてつくられた女乗物(おんなのりもの)や輿(こし)を使用していました。それらは、“動く御殿”とも呼ぶべき豪華なもの。本展では、女乗物を中心に江戸時代の貴重な乗物を一堂に展示。「プロローグ」「徳川家康と乗物」「大名と乗物」「女乗物の世界」「和宮と輿」「エピローグ」の構成で、乗物から江戸という時代の一断面を浮き彫りにします。また、平成20年7月にアメリカで確認され話題となっている、天璋院篤姫(てんしょういんあつひめ)が婚礼時に使用した乗物も初公開。珠玉のように美しい女乗物の世界をご堪能ください。 写真:松竹梅椿剣酸漿紋蒔絵女乗物 江戸中期 東京都江戸東京博物館蔵 (1月6日−2月1日展示) ※右は内部
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