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日本の近代的写真表現を切り開いた写真家、中山岩太
中山岩太は東京美術学校(現東京芸大)を卒業後に渡米し、1921年ニューヨークに写真スタジオを開業。『フェミナ』誌(パリ)などでの活躍を経て、帰国。ヨーロッパのモダニズムの風を日本へと持ち込んだ写真家です。本展では、作家の手によるオリジナル・プリントに加え、中山岩太の会、芦屋市立美術博物館が中心になって調査研究してきた「残されたガラス乾板」をもとにした銀塩印画紙によるプリントを展示。全紙大のプリント約50点を制作するとともに、制作過程を明らかにするガラス乾板などの展示も行ないます。銀塩写真の危機が叫ばれている今日、歴史的遺産ともいうべき写真原板を後世に残すことについて考える機会にもなるでしょう。 写真:中山岩太《上海からきた女》1936年
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