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女性ファッションの変革期
20世紀初頭。それはまさに西欧の服飾にとって、新しいモードが花開いた時代でした。それまで数世紀にわたって女性のシルエットを支配してきたコルセットやパニエを必要としない、直線的なシルエットのドレス、リボンやレースなどの装飾を一切つけず形の美しさを追求したドレスなどを、多くのデザイナーたちが生み出していったのです。本展では、中東、中国や日本など東洋の文化に触発されたポール・ポワレ(1879〜1944年)、そして古代ギリシアにインスピレーションを得て「デルフォス」というドレスを生み出したマリアノ・フォルチュニィ(1871〜1949年)の作品を紹介します。社会全体が「新しさ」を求めた時代に、ファッションの世界で2人が見いだした答えを見てみましょう。 <関連企画>記念講演会 ●2月7日(土)14:00〜15:30 「ポワレとフェルチュニィの創造─ 妻とのコラボレーション」能澤慧子(服飾史研究家、東京家政大学教授) ●2月21日(土)14:00〜15:30 「モードと建築─ ベンヤミンに倣い」鹿島茂(フランス文学者、明治大学教授) ※いずれも新館大ホールにて開催。13:30開場。入館者対象、無料。定員250名。 写真左:ポール・ポワレ《イヴニング・ドレス》1913年 島根県立石見美術館蔵 写真右:マリアノ・フォルチュニィ《「タバール」チュニック》1910年代 島根県立石見美術館蔵
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