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山本六三展 -聖なるエロス-
戦慄的までに美しいエロスの園へ―。 髑髏を抱える両性具有の天使、一角獣やスフィンクス、裸体で戯れる少女たち・・・。 古代から現代に至るまで普遍的な人間の深層課題である「エロスとタナトス(=愛と死)」を描き続け、2001年にこの世を去った山本六三(Mutsumi YAMAMOTO)。その耽美な世界は、美術のみならず文学の世界でも高く評価され、バタイユ作「大天使のように」・「眼球譚」(生田耕作訳)や吉田一穂詩集「白鳥」、塚本邦雄作「感幻楽」の装丁、「幻想文学」表紙画などを手掛けました。数多くの幻想・異端文学を紹介した仏文学者・澁澤龍彦は、山本六三を「銅版画のマニエリスト」と評しています。また、パリで開催した個展では女流シュルレアリストであるレオノール・フィニから称賛を受けるなど、油彩、版画、デッサンともに多くの知識人から高い評価を得ています。 混沌とした時代において確固たる意思と卓越した表現力によって現れた本能は、無秩序な美しさと妖しさを放つエロスとタナトスへと姿を変えます。そしてその幻想世界は聖なるものに昇華されセンセーショナルな衝撃と共に観る者を魅了し続けました。 今展では希少な油彩作品を中心にデッサン、版画など50余点を展覧販売します。(一部非売有) 山本六三の残した、戦慄的な美しい色彩とフォルムが創り出す幻想と異端の世界に浸って下さい 【展覧会概要】 ・会 期: 2009年3月24日(火)~3月31日(火) ・営業時間 :10:00~19:30 入場無料 ・お問合せ: Bunkamura Gallery 03-3477-9174 ・アクセス: http://www.bunkamura.co.jp/access/index.html
※掲載情報について |
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