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15世紀以降、繊細で優美なヴェネチアン・グラスは、ガラス芸術として、ヨーロッパ中の王侯貴族を魅了していきます。なかでも16~17世紀、ルネサンスやバロックといった芸術様式で多くの傑作が誕生した時代に、ヴェネチアン・グラスもまた、それに呼応するように洗練され、「黄金時代」を迎えました。
水晶のように透明な輝きを放つガラス、ゴブレットや壷に描かれた色鮮やかな絵付け、薄く吹かれたコンポートに線刻された草花文様、乳白ガラスの細線が織りなす美しいレース模様、貴石を模しその魅力をも超える美しさをまとったマーブル模様─これらはガラスの美を追求した技巧の極致と言えるでしょう。 本展では、箱根ガラスの森美術館のコレクションから厳選した、黄金時代の名品50余点の魅力を、往時のヴェネチア貴族の華やかな世界へと誘う映像とともに紹介いたします。 本イベント提供者
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