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フェリーニ『道』や、チャップリン『ライムライト』のモノクローム名作映画の一場面を思わせるような、ノスタルジックな作品で多くのファンを魅了する画家・安元亮祐(やすもとりょうすけ)。
無音世界に生きる画家の研ぎ澄まされた感性は、英字雑誌の切端、煙草のフィルター、野草の根っ子、使用済絵具の被膜など、身近な物全てをコラージュし、新たな生命を与えます。“ヤスモトグレー“と呼ばれる白と黒の背景と、この独自のコラージュによるマチエールは、初期から新作までゆっくりと確実に進化を続けています。 ギャラリーズアーチストで、20年間個展を続けている作家は他におらず、「開廊50周年企画part-Ⅲ」としても企画された今展は、新たな表現方法を常に模索する安元亮祐の魅力がいっぺんにご堪能できる個展といたしました。 初期(1990年)から新作までのアクリル作品を中心に、木彫や陶による立体、割れた筆先を巧みに使ったドローイング、60年代池田満寿夫を思わせるドライポイント作品など、秀作と新作が40点並ぶ回顧展となります。 暑い日中を過ぎた、初夏の夕刻にぜひ見ていただきたい作品たちです。
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