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通常、劇場スペースとして使用するYCAMのスタジオAを全面フラットな状態で使用し、3つの構成で展開するインタラクティブ・インスタレーション。
巨大な壁面に広がるのは、昆虫の触毛を思わせる、小型カメラを搭載した大量のストラクチャー。そして、天井からは、カメラとプロジェクターが搭載された6基のロボットサートアームが吊られています。各装置は、昆虫がうごめくように、観客の位置や動きをサーチし、それに向かって動き出し、観客を監視しています。 さらに、会場の奥には、昆虫の複眼のような巨大円形スクリーンが位置します。それぞれのカメラの映像データは、世界各地の公共空間にある監視カメラの映像とともに、独自のデータベースを構築し、過去と現在、会場と世界各地の映像は、複雑に交錯しながら、スクリーンに投影されます。時間や空間を断片的に組み変えながら、新たな現実を描き出す複眼。それは、観客自身を監視と表現の対象とした、情報生態系に増殖する欲望であり、そこにある私たちの新しい身体の存在と現在の意味をも提示します。
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