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2010年新潟、東京、奈良で開催される「平城遷都1300年記念 奈良の古寺と仏像展 會津八一のうたにのせて」のホームページです。
境内の弥勒堂に客仏として安置されている。カヤ材を使った平安初期の一木造。ひざが大きく張り出して正面は美しい二等辺三角形で、側面は腹部が厚く表現され、量感と迫力に満ちた形状となっている。彩色はほとんど剥落し、下地の白土が部分的に残るだけだが、衣のひだの波型(衣文)は大小の波が規則正しく刻まれた「翻波式(ほんぱしき)」の完成形を見せている。右手の指には人々を漏れなく救い上げるための縵網相(まんもうそう)が見られる。彫刻史上、屈指の名作。
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