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霧、光線、サウンドによって生まれる「アートとしての環境圏」
YCAMの公共空間に、大スケールの新作3作品を同時公開 山口情報芸術センター[YCAM]では、「アートとしての環境圏」をテーマに、芸術表現と情報技術の融合によって新たに見出される環境創造を提案する展覧会「CLOUD FOREST(クラウド フォレスト)」を開催します。 本展では、これまで様々な場で発表され、国内外から注目を集めてきたアーティスト、中谷芙二子による「霧の彫刻」と、高谷史郎による光とサウンドの表現がコラボレーションし、YCAM館内外の公共空間3ヶ所を会場に、大スケールの新作を同時発表します。滞在制作によるYCAMオリジナル作品(委嘱作品)となるこれらの作品は、人工霧、太陽光、サウンドが組み合わさり、独自の装置と天候の変化によって様々な情景や空間が生み出されるインスタレーションです。 観客は、中庭や公園に広がる霧の中を歩きながら、情報技術を駆使した作品と対話し、自らの知覚の変容を体感することができます。本展では、その発想の一端となった1970年の大阪万博におけるアートと科学の先見的なプロジェクトの紹介・再評価も交え、環境創造の未来とこれからの「情報圏」、そしてアートによる創造的な探索のあり方について考えます。 開連イベント ■オープニングイベント デモンストレーティブ・パフォーマンス ※開催内容、出演者が変更になりました。 8月7日 (土)19:00-20:00 会場:ホワイエ、中庭 入場無料(先着100名) 出演:中谷芙二子、高谷史郎、softpad(南 琢也、上芝智裕、外山 央)、古舘 健 本展アーティスト中谷芙二子氏、高谷史郎氏、そしてホワイエと中庭で展示中の作品でサウンドデザインを担当した、アート/デザインユニットsoftpad、プログラミングを担当した古舘健氏を交えたオープニングスペシャルイベント。インスタレーション[中庭・ホワイエ]を使った、霧、光、音による実験的ライブパフォーマンスを公開します。 アーティスト・トーク ※開催内容、出演者が変更になりました。 8月8日 (日) 14:00-16:00 会場:スタジオB 入場無料(先着100名) 出演:中谷芙二子、高谷史郎 スペシャルゲスト:磯崎 新(建築家) モデレーター:浅田 彰(批評家、京都造形芸術大学大学院長) 本展アーティスト、中谷芙二子氏、高谷史郎氏をゲストにむかえ、作品および制作プロセスについてのトークをおこないます。また、本展の発想源となった1970年の大阪万博ペプシ館における実験グループE.A.T.の取り組みも参照し、そこで最初に発表された中谷氏の「霧の彫刻」、ディヴィッド・チュードアのサウンドスケープなど、先駆的な業績についても振り返ります。 さらに、40年を経過した現在の視点から、「アートと環境」の今後の展望についてディスカッションをおこないます。スペシャルゲストとして、YCAMの設計者であり、大阪万博でも多大な業績を残している、建築家の磯崎新氏が討議に加わります。司会は、ポストモダン以降の現代芸術批評で活躍する浅田彰氏が担当します。 ※会期中には、専門スタッフによるギャラリーツアーを開催いたします。
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