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写真家・鬼海弘雄氏が足かけ15年に渡ったトルコでの『アナトリア』撮影時のエピソードを語ります。なぜ、トルコだったのか?現地で撮影して感じたことは?また、撮影時の移動や食事といった裏話が聞けるかもしれません。
作品からは鋭い人間観察が感じられる鬼海氏ですが、出身地の山形弁を交えた語り口からは、氏の温かい人柄を感ずることができます。お聞き頂いた方は、きっと著者を身近に感ずることができるでしょう。また、鬼海氏と親交があつく、写真に大変造詣の深い作家・文学者の堀江敏幸氏との「写真論」も見逃せません。堀江氏の、文学者の視点からの写真に対する独特の解釈を直接聞けるまたとないチャンスです。 会場ではプロジェクターを使って『アナトリア』の作品の一部を投影し、紹介いたします。 1月11日(火)~31日(月)まで、青山ブックセンター本店内ギャラリーにて、「アナトリアへのプロセス」と題した展示を開催いたします。 写真集『アナトリア』を完成させるまでに、鬼海氏自身が印刷の調子や、デザインの確認の際に使用した色校正用紙を特別に展示します。印刷会社のプリンティグディレクターを交えて、一点一点を丹念に確認しながら修正を重ねていく、写真集の完成前の姿です。モノクロプリントの仕上がりに独自の感性で徹底的にこだわる鬼海氏の、制作過程を垣間見られる貴重な機会です。 ▼展示詳細 http://www.aoyamabc.co.jp/15/15_201101/_2011131.html 日時:2011年1月23日(日)13:00~15:00(開場12:30~) 会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山 定員:120名様 入場料:税込700円 ※トークショー終了後にサイン会を行います。サイン会対象書籍:『アナトリア』 ▼お申し込み・詳細 http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201101/post_612.html お問い合わせ:青山ブックセンター本店 Tel:03-5485-5511 (受付時間10~22時/お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。) <プロフィール> 鬼海弘雄 きかいひろお 1945年、山形県寒河江市生まれ。 土門拳賞、伊奈信男賞、日本写真協会年度賞などを受賞。 主な著作に「王たちの肖像」矢立出版(1987年)、「INDIA」みずず書房(1992年)、「や・ちまた―王たちの回廊」みすず書房(1996年)、「東京迷路」小学館(1999年)、「印度や月山」白水社(1999年)、「しあわせ―インド大地の子どもたち」福音館書店(2001年)、「PERSONA」草思社(2003年)、「東京夢譚」草思社(2007年)、「Asakusa Portraits」ICP/Steidl(2008年)。 堀江敏幸 ほりえとしゆき 1964年、岐阜県多治見市生れ。 1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年、同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年、『河岸忘日抄』で読売文学賞を受賞。早稲田大学教授
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