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 日本のやきものの歴史は、縄文時代から現代に至るまで1万年以上にわたって続いています。その長い歴史の中で、ヨーロッパからもたらされた芸術観によって、作り手に個人作家としての意識が芽生えたのは、今から約100年前のことです。 それまでの日本のやきものは、職人が分業体制により生産していましたが、この時期になると、富本憲吉(1886-1963)のように、土の成形から焼成までの行程を自身で行い、自らの考えに基づいた白磁、色絵磁器などのうつわを制作する個人陶芸家が登場しました。 本展では、当館が所蔵する富本憲吉から八木一夫、そして現在活躍する作家も含めた、日本の近現代の陶芸家約60名の作品を約100点展示します。陶芸家が試行錯誤を重ね、自己の技術や想いをうつし出した作品を紹介することで、土という同じ素材を扱いながらも、各々に異なる作品の多彩な魅力を探ります。 (写真左:富本憲吉 色絵金銀彩四弁花文蓋付飾壺 1956年 兵庫陶芸美術館) (写真右:八木一夫 貌 1977年 兵庫陶芸美術館) 
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