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作家・古川日出男が最新小説『TYOゴシック』で挑むのは、この東京(TYO)そのものの「ナイン・ストーリーズ」。だが稀代のヴィジョナリーである著者が、ひとたび正面から向き合うや、この街はたちまち、底なしに妖しいオーラを放つ「魔都」に変貌を遂げてしまう…。そこを蠢くのは、冬眠から目覚めるや、血を滴らせつつ銀座を歩き渋谷川を渡る、ねじれた身体の「怪物」であり、当局を心底震撼させながら奇怪な増殖を続ける恐るべき「果実」の数々である。あるいは、アクリルの水槽から都市の影との契約を更新する「魔女」たちが操る魔法であり、23区の膨大な屋上から選びぬかれた23面の霊園をたどる「鳳凰」たちの歌声である。この作品の刊行を記念して、著者の古川日出男さんと、本作を連載していた季刊文芸誌『モンキービジネス』責任編集で、翻訳家の柴田元幸さんが、『TYOゴシック』について熱く語り合います。
トークショー終了後にサイン会を行います。 ※サイン会対象書籍:お二人の著作・翻訳 日時:2011年3月15日(火)19:00~(開場18:30~) 料金:税込800円 会場:本店内・カルチャーサロン青山 定員:100名様 参加方法:オンラインストア、開催店舗にて受付いたします。 ※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。 ※当日の入場は、先着順・自由席となります。 ※電話予約は行っておりません。 ▼詳細 http://www.aoyamabc.co.jp/event/furukawa-shibata/ お問い合わせ先:本店 03-5485-5511(受付時間:10:00~22:00) ●プロフィール 古川日出男(ふるかわ・ひでお) 1966年生まれ。作家。 これまでの著作は『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』。また対談集に『フルカワヒデオスピークス!』がある。現在「モンキービジネス」誌上にて『ロックンロール十四部作』を連載中。 柴田元幸(しばた もとゆき) 1954年東京生まれ。アメリカ文学研究者、翻訳者、東京大学文学部 教授。 ポール・オースター、スティーブン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、レベッカ・ブラウンなど、現代アメリカ小説の名訳で知られる。著書に『アメリカ文学のレッスン』、『愛の見切り発車』、『猿を探しに』、『柴田元幸と9人の作家たち ナイン・インタビューズ』、『アメリカン・ナルシス』、訳書にオースター『偶然の音楽』、ミルハウザー『マーティン・ドレスラーの夢』、ダイベック『シカゴ育ち』、村上春樹氏との共著に『翻訳夜話』、『翻訳夜話2 -サリンジャー戦記-』 ほか多数。 ●書籍紹介 『TYOゴシック』 ほら、もうそこに怪物は立っている。 古川日出男が挑む、魔都TOKYO(TYO)の貌(かたち)。 著者渾身の連作小説集がついに刊行。 『表の東京と裏の東京と第三の東京―― いくつのTOKYOを捕獲できるか? これは僕の、想像力の戦いの記録です。』古川日出男
※掲載情報について |
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