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「技」を「美」を、そして「心」を倣い学び、今に還す
- 宇和島藩伊達家伝来 十種香箱復元制作プロジェクト 「十種香箱」とは、組香に使う道具一式を一箱に納めたものです。香札や聞香炉・火道具・銀葉盤・記録盤・香包・折据などが、機能的に無駄なく収納できるつくりになっています。 江戸時代、大名家の婚礼調度のひとつとして形式化を見た十種香箱。意を尽くし、技を凝らして作られた香道具は、工藝の各種技法を集めた「結晶」と呼ぶに相応しい品でした。 多分野の、それも精緻な技をもって作られた江戸の十種香箱を、現代の工人の手で再現することは可能なのか――? 原作の仕様をそのままに写すのではなく、かつての工人が制作に注いだ技と心、そしてそれらが作り出した美に、倣い、学ぶことを試みた「十種香箱復元制作プロジェクト」。本展では、その成果をお見せします。 今回、復元する対象となったのは宇和島藩伊達家伝来の「黒塗御紋散梅に竹文蒔絵香道具箱」。制作には、石川県を主とする漆工・金工・陶磁・装潢・彩絵に携わる工芸家諸氏が当たりました。 異なる分野の工人が一堂に会し、ひとつの作品を作り上げていく「体制」と「過程」を追体験することとなった本企画、ぜひその軌跡をご覧ください。 展覧会概要 会期:2011年10月1日(土)~10月30日(日) 会場:伊勢半本店 紅ミュージアム 開館時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで) ※いずれも入館は閉館30分前まで。 休館日:毎週月曜日 (ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)が休館) 観覧料:300円 ※本展観覧料全額を東日本大震災の義援金として寄付します。 主催:伊勢半本店 紅ミュージアム 共催:十種香箱復元制作委員会 協力:公益財団法人宇和島伊達文化保存会・石川県輪島漆芸美術館・石川県を主とする工芸家諸氏・香老舗 松栄堂 後援:石川県 お問い合わせ:03-5467-3735(伊勢半本店 紅ミュージアム)
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