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~スクリーンの彼方に~
唐十郎の劇空間は、いつも彼方を目指す。紅テントの芝居を観た者ならば、だれもがあのエンディングを知っているはずだ。 そしてここに一本のフィルムがある。製作されたときより公衆の目に触れることなく、じっと公開の時を待っていた秘蔵の一本。ここでも彼方を志向する唐十郎の手つきは健在だ。スクリーンの中から出発し、それを突き破ろうとする意志と鮮やかな手腕。 日常はいつの時代も閉鎖的であり、堅牢だ。しかし、唐十郎とともにある限り、非日常への扉はいつでも開かれている。それをさし示す究極の映像作品。
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